(※UCLA戦後更新)
INAC公式ツイッター(@inac_kobe2001)ですでにご存知の方も多いと思いますが
今日のMVP、2ゴールを決めて勝利に貢献した京川舞選手でした~!!!
改めて試合を振り返ってみると、UCLAは想像以上に強いチームでした。
アメリカのプロリーグのチームと違うのは、大学チームなので選手達は年間を通じて一緒にプレーしているということ。中には4年間一緒にプレーした選手達もいるでしょうし、連携面に関してはかなり完成度が高い状態なんですよね。さらに、底知れないポテンシャルを秘めた選手もいました。特に、FWのジェンキンス選手のスピードとテクニックには苦しめられましたね!
そんな相手に、INACの新生チームでの初の90分間と考えると、良い面が多く出た90分間だったのではないかと思います。
昨年から主力メンバーの何人かが変わりましたが、その穴を全員で埋めるという意識は攻守に感じられました。また、新入団選手の三宅史織選手と野口彩佳選手はスタメンで、落ち着いた対応を見せていました。強化指定選手だった三宅選手は昨年からスタメンに定着し始めていましたが、今季からの入団でスタメンが期待される野口選手は、随所にセンス溢れるプレーを見せていました。
そして、チームの心臓とも言える中盤の澤選手、南山選手、中島選手のトライアングルが、やはり攻守においてバランスをとり、起点にもなっていると感じました。
アルガルベに行ったなでしこジャパンと、ラ・マンガに行ったU-23のメンバーが帰ってきて全員が合流したのが20日ということで、時間は限られていますが、今日の試合で見えた課題を開幕までに修正して臨むということです。
開幕戦は、昨年大掛かりな世代交代や監督交代を経験し、若手中心で再出発を果たした浦和レッズレディース。
どちらも20代前半の選手が多く、来年のW杯や再来年のオリンピックに向けても、どんどんアピールしてほしいですね
☆☆☆☆☆
(※UCLA戦の試合展開)
序盤はINACがボールを回しながら攻撃の機会をうかがうものの、UCLAも前線からのプレッシャーをかけ、攻撃ではFWのダリアン・ジェンキンス選手がトップで起点となり、サイドでもメリハリの利いたドリブルを武器にカウンターを仕掛けます。
観客席は、日本在住のアメリカの方も多く、UCLAの応援歌が聞こえます!
両チームとも、いい攻撃には会場が湧きました
INACはサイド攻撃からチャンスを作る場面が多く見られました。
前半、右サイドバックに入った野口彩佳選手が、常に相手の裏を取るボールの持ち方でセンスを見せました。トップの高瀬愛実選手は下りてきてやや低めの位置でのポストプレーが目立ちました。
また、中盤でのパス回しから縦を狙う瞬間のラストパスがずれて相手のカウンターにつながるピンチがいくつかありましたが、ここはワンボランチの澤選手が鋭い危機察知から相手のコースを読んだスライディングでカットするシーンが多く、攻から守、守から攻の切り替えの速さは印象的でした。
先制点は17分。
中盤でボールを受けた京川舞選手がすかさず右足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートがGKの手を掠め、ゴール左隅にささって先制!
UCLAのGKの選手は特に長身で、反応しにくい足元を狙い澄ましたゴールでした。1-0
21分、左サイドの攻撃から、最後は南山千明選手がゴール前に詰めますが、これはわずかに合わず、GKがキャッチ。
22分、ロングボールがトップのダリアン・ジェンキンス選手に渡り、海堀選手と1対1に。
甲斐選手が素早く戻って身体を入れ、なんとか搔き出すものの、こぼれ球を奪われ、左サイドから危険なクロス。長身FW選手との競り合いは海堀選手がパンチングでピンチを切り抜けます。
37分。
UCLAが左サイドを突破し、左サイドからグラウンダーの危険なクロス!
詰めていた選手は合わないものの、守備に戻っていた渡辺選手の足に当たってしまい…オウンゴール。1-1
43分。
右サイドの野口選手が中に切れ込み、京川選手⇒南山選手⇒高瀬選手とダイレクトでつながりますが、高瀬選手のシュートは正面。
44分。
中島依美選手のミドルシュート!タイミングは絶妙でしたが、僅かにゴール左上。
前半終了~ハーフタイム
2人を替えてきたUCLAに対し、後半もINACは同じメンバーで臨みます。
そして、後半4分。
右サイドでペナルティエリア手前からの縦の浮き球に、相手DFを背負いながら京川舞選手がヘディングで合わせ2点目!再びリードを奪います。2-1
さらに、その2分後。
ゴール前でテンポ良くパスをつなぐと、最後は南山千明選手が押し込み追加点!3-1
特に後半、左サイドバックの渡辺彩香選手が積極的にオーバーラップして、京川選手とのコンビネーションからチャンスを演出する場面が増えました。
後半10分。
カウンターからダリアン・ジェンキンス選手がドリブルで海堀選手との1対1を制して再び1点差に。3-2
後半16分 京川舞⇒増矢理花
後半36分 田中陽子⇒仲田歩夢
終了間際、仲田歩夢選手が絶妙の飛び出しから決めますが、これは僅かにオフサイドの判定。
終盤もINACが攻勢を強めますが、スコアは動かず、3-2でINACが勝利を収めました!
試合の印象などはまた後ほど。
これからヒロインインタビューに行ってきます
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(※UCLA戦後更新)試合展開☆
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