やりましたね~~~!!
AFC女子アジアカップ決勝戦!!
なでしこジャパンがついに、悲願のアジアチャンピオンに!!!
決勝の相手は前回大会優勝のオーストラリア女子代表




有吉佐織

準決勝、中国戦の後半でも採用した4-2-3-1。
気温29℃、湿度64%。相変わらず蒸し暑く厳しい条件でした。
平均身長は日本の162.4㎝に対してオーストラリアは168.7㎝。
高さを生かしたロングボールで先制点を狙いに来るオーストラリアに対し、日本の前線からのプレッシャーが効き、主導権を握ったのは日本。
しかし、オーストラリアのスピーディなカウンターも脅威

14 分。
日本がFKを獲得。今大会で幾度となく得点の起点となっている宮間選手のキックを岩清水選手が競り合い、最後は高瀬選手のオーバーヘッド!
これはミートしませんでした。
中盤の澤選手、阪口選手、宮間選手が作るトライアングルでリズムを作り、左サイドは川澄選手の個人技やクロス、右サイドでは中島選手と高瀬選手の連携からチャンスを作り、オーストラリアに攻撃の隙を与えません。
そして…
試合が動いたのは28分。
Ckから、宇津木選手がダイレクトで入れたクロスを岩清水選手が角度のない位置からヘディングでコースを変えたボールがゴールラインを割り先制!!

待望の先制点

でしたが、喜びは一瞬で、選手の表情からもすぐに次の攻撃に切り替えた様子が伝わってきたのは頼もしかった

その後も攻めの姿勢を崩さない日本のペースで、後半も決定的なチャンスを作ります。
後半10分から20分にかけてはオーストラリアがロングボールで我慢の時間帯もありましたが、両者ともに決め手を欠き、スコアは変わらないまま。
後半17分 澤穂希⇒菅澤優衣香
湿度は70%を超え、容赦なく体力を奪うベトナム・ホーチミンのピッチ。
後半22分。
有吉選手のクロスを受けた菅澤選手が胸トラップからシュート!
バーを叩いたボールはゴールライン少し手前に…惜しい~!!

その直後。
オーストラリアがカウンターからゴールを決めますが、オフサイドの判定に救われました

チャンスを作りながらゴールを割れないもどかしい時間帯

後半27分。
川澄選手のロングフィードに抜け出したのは高瀬選手!
でしたが、あと一歩間に合わず、GKがキャッチ。
オーストラリアの容赦ないプレッシャーに押される時間帯が続きますが、日本もカウンターから確実に相手ゴールを脅かし、途中出場の菅澤選手も積極的にゴールを狙う姿勢が光りました。
後半30分 中島依美⇒後藤三知
後半31分。
左サイドで宇津木選手のパスを受けた川澄選手が反転し、シュート!
相手に当たって僅かにゴール右へ。
後半38分 高瀬愛実⇒吉良千夏
終盤はオーストラリアの猛攻を凌ぎ、川澄選手がボールを奪うと一気に前線までドリブルで運ぶなど最後までゴールを目指した日本。
アディショナルタイムの3分を過ぎ…
試合終了の笛!!!
この瞬間、待ちに待った、なでしこジャパンのアジアカップ初優勝が決まりました






試合を通して日本が主導権を握り、勝つべくして勝った試合でしたが、特に前半、攻守に渡ってリズムを作ることができ、そのいい時間帯に先制を決めたことが勝利に繋がったと思います。
攻守に渡って今日も川澄選手が決定的な仕事をしていましたね

中盤の澤選手、宮間選手と阪口選手のトライアングルも絶妙のバランスで攻守を司っていました

後半は、代わって入った菅澤選手が存在感を見せたことも一つの収穫だったと思います。
一方で、中盤の陣形が変化すると、まだぎこちなくなってしまうのは課題ではないでしょうか。
中国戦もオーストラリア戦も、その間延びしたギャップを狙われていました。
来年のワールドカップまで1年間。

アジアチャンピオン、そしてワールドカップのディフェンディングチャンピオンとして臨むカナダワールドカップ。
試合後、宮間選手が話したように、来年までに向かってこなさなかればならない課題は多そうですが、ぜひ再び国際舞台でなでしこの大輪の花を咲かせてほしいですね

今回は見られなかったヨーロッパ組もパワーアップしてピッチに戻ってきてくれることでしょう

改めて、アジアの頂点、おめでとうございます



<なでしこジャパン>W杯連覇への第一歩 澤穂希の思いとは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000009-wordleaf-socc
アメリカで進化した川澄奈穂美 思い出の地での決戦に挑む
http://thepage.jp/detail/20140514-00000006-wordleaf