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なでしこリーグ第4節!

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なでしこリーグ第4節 INAC神戸レオネッサ vs 伊賀フットボールクラブくノ一⚽️


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3連勝中のINACのホームに乗り込んだのは、ここまで2勝1分の伊賀。

プレシーズンマッチの「忍びの里レディーストーナメント」では、決勝戦(3/15)に対戦し、伊賀が3-0とINACを下し、それ以来の対戦に。

INACは左サイドに中島依美選手が今シーズン初スタメンで入り、京川舞選手が大野忍選手と2トップを組む形に。そして、中盤は澤選手と伊藤香菜子選手のダブルボランチ。


      京川      大野
中島    澤   伊藤(香) 川澄
鮫島   甲斐    田中     近賀
             海堀





一方、伊賀は昨シーズンから16人が退団(うち3人が引退)するなど入れ替わりを経て、キム・ジョンダル新監督を迎えた新体制での4試合目。


昨シーズンは2時間程度だった練習が、3時間~多い時は4時間近くになる時もあり、チームの雰囲気の変化も感じられました。
特に、プレシーズンから強化してきたというフィジカル面は、その走力と球際の激しさに表れていました。
昨年夏ごろに完成した天然芝の練習場が使えるようになり、練習時間もリーグの中では15:15~と比較的早いです。
そういった環境改善に力を入れている点も特徴ですねアップ

            櫨
松長(佳) 杉田  鈴木
     那須     松長(朋)
小林   大橋   畑中   宮迫
            井指

スタメンは負傷中の小川志保選手に代わり、櫨選手(元INAC)がトップに。




気温20℃、湿度が70パーセント強という、やや蒸し暑いコンディションの中キックオフ⚽️


前半から、ボールを持つ時間が多かったのはINAC。

一方、伊賀も「回されるのではなく、回させて、少ないチャンスを生かしたショートカウンターで点を取る」(キム監督)という戦い方。
INACから3点を奪ったプレシーズンマッチのコンパクトな守備が光りました。


そんな中、早くも7分に試合は動きます。
INACのCKで、伊藤選手が蹴ったボールが伊賀のオウンゴールを誘い⚽️1-0


しかし、その後も伊賀の連動した守備は厳しく、INACはスムーズにパスが繋げない苦しい時間が続きます。


伊賀は前節チーム最多の4本のシュートを放ち、解説の宮本ともみさんもその身体のキレを絶賛していた櫨選手が攻撃の起点に。

そして、攻守の要として豊富な運動量でチームを牽引していたのが、杉田亜未選手。
U-23の中心選手でもある杉田選手は、155cm47kgと小柄ながら、的確な判断と技術が光りました。
中盤では泥臭くボールを追い、奪った後も、3人を引きつけながらフリーの味方に通したパスなどは中心選手としての責任感や自信も感じられました目

また、ボランチでは那須麻衣子選手(元INAC)がコーチングと安定したパス捌きで全体を落ち着かせます。



23分、伊賀のトリッキーなセットプレーから惜しいシーンがあり、その直後にはINACが細かいパスワークからチャンスを演出。


大野選手の横パスを伊藤選手が縦に入れ、澤選手が落としたボールを京川選手がノーステップでシュート!
シュートはわずかにゴール上へ外れましたが、小気味よいパス回しは見応え十分ひらめき電球


32分、序盤の接触で肩を痛めた京川選手に代わり、伊藤美紀選手がピッチへ。


1-0のまま前半を終了しますが、シュート本数はこの時点でINACの3本に対し、伊賀が5本と上回っていました。


そして後半、INAC松田監督は中島選手に代えて増矢理花選手を送り出します。
伊賀も鈴木薫子選手に代えて、俊足が武器の園村奈菜選手を投入。


また、ハーフタイムにピッチに水が撒かれたことにより、後半はパススピードがUPアップ
それに伴い、INACの攻撃も鋭さを増した感もありました。
特に、右サイドの近賀選手-川澄選手のラインが火を吹きます。

47分、近賀選手のパスカットから、最後は川澄選手のシュート!角度のない位置からも積極的に狙いますが、GK井指選手がセーブ。


52分、高い位置から近賀選手→川澄選手と繋ぎ、川澄選手のパスはDFがクリアできるかできないかのギリギリの位置に。そこにいち早く足を伸ばした大野選手のシュートが決まり、INACがリードを広げます⚽️2-0


58分 小林海咲→下條彩(伊賀)


伊賀はショートカウンターからゴールを狙い続け、シュート本数こそ増えていきましたが、INACも攻守の切り替えは早く、決定的なシュートは打たせてもらえず…


逆に、INACは攻め込まれる時間が増えてくると、カウンターから増矢選手が柔らかいタッチのドリブルでアクセントに。
60分
澤選手のスルーパスを受けると増矢選手がフワリと浮き球を上げ、伊藤(香)選手がダイレクトボレー!
ゴール上に飛んでしまいましたが、増矢選手のアイデアが光った場面でした。

伊賀の決定機は75分。
杉田選手の縦パスを櫨選手がサイドに開きながらヒールで落とし、宮迫たまみ選手(元INAC)が落として最後は那須選手のミドル!
GK海堀選手の正面に飛んでしまいましたが、迫力のある攻撃でした。



76分にはINACのCK。
ファーの澤選手が頭で合わせますが、ゴールはならず。
もちろん、あと1点で150ゴールという快挙は、誰もが意識しているところでしょう目

83分 川澄→南山千明(INAC)
87分 松長(朋)→乃一綾(伊賀)


終盤は伊賀が最後の猛攻を仕掛けますが、アディショナルタイムの4分も守り切ったINACが2-0で勝利ドンッ



松田監督は試合後、「勝ったので贅沢は言えないけど」と前置きしつつも、内容には及第点は与えられない、と話していました。
選手の間にも、その目指す高みが浸透しつつあることが表情から伝わります。

キャプテンの大野選手がこの4試合の勝利の中で得た手応えの一つとして挙げたのは「ハードワーク」。チームのベースとして走れている、という実感があるそうです。


伊賀は連敗となってしまったものの、球際の強さはここまで見てきた中では一番強く、かつカウンター時のボールホルダーに対するフォローも早いと感じました。

INACと伊賀の両チームに共通していると感じたのは、全体のハードワークと、その運動量が効果的に機能していること。



一口に「走る」と言っても、効果的に走れていなければ、チャンスを生むことはできませんからねドクロ

逆に、90分間のうちのほとんどを歩いていても「ここぞ!」という場面でゴールを決め、試合を決めてしまう選手もいるわけですし得意げ


そういう意味では、今日の試合もアベレージが高く、ハイレベルで見応えのある試合でしたラブラブ!


他会場では2位のベレーザ(vs湯郷ベル)と3位のベガルタ(vs 埼玉)が5-0、3-0と共に完封勝ちで4連勝のINACに追随。
昨日の試合で高槻を2-0と下したジェフが4位。
今日の試合でレッズを1-0と下した新潟が5位。

以下、伊賀、浦和、湯郷、高槻、埼玉と続きます。
接戦が続く中で、昨年女王の浦和とレギュラーシリーズ女王の湯郷がこの順位にいることも驚きますが…

まだまだシーズン序盤。

何が起こるか分からない中盤戦、ゴールデンウイークを挟む3連戦も楽しみですねニコニコ


本日、中継でご一緒した解説の宮本ともみさんと、実況の寺西裕一さんと、いつもダブルレポートを組ませてもらっている林智美さんラブラブ!

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中継スタッフさん方の息の合った連携もあり、現場の空気はいつもいい~感じですよドキドキ

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