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なでしこリーグ第9節!

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なでしこリーグ第9節⚽️
INAC神戸レオネッサ vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース@ノエビアスタジアム神戸


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W杯前最後のリーグ戦。

7節でベレーザに敗れ、連勝は6でストップしたものの、前節沖縄で接戦をものにし、首位をキープしたINAC。
GK海堀選手の200試合目を無失点で勝ち、勢いを持ってこの重要な一戦を迎えましたアップ


     大野   伊藤(香)
京川             川澄
        南山  澤
鮫島 田中 甲斐 近賀
            海堀

そのINACのホームに乗り込んだのは4位のジェフL。

ジェフはここまで8試合負けなし(4勝4分)で、ベレーザと並ぶリーグ最少失点(3)の堅い守備が光ります。
昨年、INACに対する戦績は皇后杯を含めて3勝2分と勝ち越していて、三上尚子監督になってからは負けなし。
W杯に選ばれたFWの菅澤優衣香選手とGK山根恵里奈選手にも注目が集まります
エースで昨年リーグ得点王の菅澤選手は、ベレーザの田中美南選手と並んで得点ランクトップ。


       菅澤
                 筏井
深澤                保阪
   川村     瀬戸口
若林  西川 櫻本 千野
           山根

気温22℃と理想的なコンディションの中で始まった試合は、前半3分に早くも動きを見せます。

ジェフ右SBの千野選手のクロスを、菅澤選手が競り、こぼれ球を筏井りさ選手が蹴り込んでジェフが先制⚽️0-1


ジェフの持ち味は何と言っても「走る」サッカー。

攻守におけるハードワークは今季のINACのテーマでもありますが、前半はジェフの組織的でスキのないプレッシャーがINACのパスワークのミスを誘う場面が多く、その点、走りの質でジェフが上回った印象でした。

7分、INACはカウンターから大野忍選手がドリブルで仕掛け、チャンスを作りますが、若林選手が全力で戻ってクリア。

21分、保阪のどか選手がサイドに展開。川村真理選手のミドルシュートはポストに当たり、跳ね返ったボールを菅澤選手が押し込みますが、オフサイドの判定でゴールにはならず。

ジェフはピッチを広く使い、ダイレクトパスの多さとパススピードの速さに自信が表れていました。

ベレーザもそうですが、主力選手が変わらない中で連携が熟成し、継続が形になった攻撃は見応え十分


そんな中、INACの松田監督は、流れを変えるべく、早くも動きを見せます。
トップの伊藤(香)選手をボランチに下げ、左サイドの京川舞選手をトップに。ボランチの南山選手を左サイドに。


しかし、ジェフも中盤を締める川村選手が
「自分のところでやらせない」
前線から献身的な守備を見せる深澤選手が
「自分のところでボールを奪い切る気持ちで」
と話していた通り、INACのパスの少しのズレも見逃さず、流れをINACに渡しません。

そして34分、GK山根選手のロングキックを受けた筏井選手から菅澤選手に展開。菅澤選手のシュートは海堀選手が弾きますが、詰めていた筏井選手が再び決めて2点差に⚽️0-2


山根選手のロングキックは、ワンバウンドで相手GKに届くほどの威力がありますが、この試合に関しては、
「海堀さんは守備範囲が広いので、相手ディフェンスとGKのいいところに落として、2つ目のバウンドやセカンドボールをゴールに繋げてもらいたい」(山根選手)
と話していました。

まさにその意図通りの攻撃から生まれたゴール⚽️

スタジアムの天井に届くのではないかと思うぐらいの高いキックも蹴れるので、菅澤選手曰く「規格外」だそうです。W杯でも、ラインが高い相手にこのキックからのカウンターは効きそうです


2点差とされたINACは36分、増矢理花選手を投入。
そして、これまでも狭い局面で高いキープ力を見せてきた増矢選手の持ち味が、INACに流れを引き寄せます。

前半アディショナルタイム、澤選手のパスを受けた増矢選手が2人を引きつけてオーバーラップした川澄選手にパス。
川澄選手のシュートは山根選手が間一髪弾き出しますが、その流れの中で得たCK。
伊藤(香)選手のキックを田中明日菜選手が後ろに逸らし、京川選手が競ったこぼれ球を甲斐選手が押し込みます⚽️1-2
一度はジェフのDF陣が身体を張って弾きましたが、さらに押し込んだゴール。喜ぶ間も無くボールを取りに行った甲斐選手の強い気持ちが表れていました。


そして、後半。
試合はこの45分で信じられない展開を見せることに‼️目


INACは後半から、CBに三宅史織選手を投入。
松田監督のハーフタイムの指示の中に
「人に対してルーズすぎる 守備を意識すること」
とありましたが、その言葉通り、後半INACの選手からは空中戦や球際の競り合いで目の色が変わったような強さが感じられました。


48分、大野選手の仕掛けから得たFK。
川澄選手の低い弾道を京川選手が頭で合わせて角度を変えますが、山根選手が長い手を伸ばしてキャッチ。

51分、筏井選手のパスを受けた菅澤選手が、DFを背負いながらもビクともせずに反転してシュートしますが、海堀あゆみ選手がキャッチ。

57分、INACの連携ミスを見逃さず、菅澤選手が奪って筏井選手へ。筏井選手の振り向きざまミドル!
強烈な弾道は、枠を僅かに外れましたが、30mはありました目

そして、59分。
大野選手からオーバーラップした川澄選手へ。
川澄選手がダイレクトで折り返すと、増矢選手がDFより一足先に飛び込んでネットを揺らします⚽️2-2

このゴールで流れを引き寄せたINACはその3分後、ゴール前で相手のクリアボールを拾った近賀選手が中に折り返し、大野選手がスルーしたボールを増矢選手が流し込んですかさず逆転⚽️3-2

ジェフは流れを取り返すべく、ここでドリブル突破を得意とする安齋結花選手を投入。


しかし、INACの勢いは止まりません。
67分、右サイドでキープした伊藤(香)選手からオーバーラップした増矢選手へ。
増矢選手が折り返したボールに京川選手が山根選手に競り勝ち引き離します⚽️4-2


増矢選手のキープで起点ができたINACはゴール前に飛び出す選手が多くなり、サイドから中から、多彩な攻めを見せます。


ジェフは74分に上野紗稀選手を投入。
すると76分、千野選手の長いクロスボールを鮮やかに収めた菅澤選手が豪快なボレーシュートを叩き込み、1点差に⚽️4-3
このゴールで流れは再びジェフに。

84分、右サイドで粘った安齋選手の落としを深澤選手がミドルシュート!
抑えたミドルシュートは枠を捉えますが、海堀選手が間一髪弾き出します。

INACは点差を確実なものにするため、86分に中島依美選手を投入。


そして、アディショナルタイム3分間もジェフの猛攻が続きますが…

ここでタイムアップ。
INACが合計7得点の大接戦を制し、4-3で勝利アップ


勝利したINACは勝ち点3を得てリーグ前半戦を首位で折り返すことに。

松田監督はここまでの数試合と同じく、試合の入り方を課題にあげていましたが、ハーフタイムを挟んだ立て直しはさすがでした
特に後半は、右サイドの近賀選手と川澄選手のサイドが活性化していましたアップ

一方のジェフは、今季初の敗戦となり、失点数も今季最多に。
課題だった得点力については手応えを得られたのではないかと思いますが、試合後の菅澤選手の表情は悔しさでいっぱいでした。




試合としては非常に見応えのある駆け引きやゴールシーンの数々で、エンターテインメントとしても7つものゴールが見られた楽しい90分間だったと思いますラブラブ


他会場では、ベレーザがアウェイで伊賀を2-0と下し、2位をキープ。ベガルタLはホームに湯郷ベルを迎えて6-1と大勝し、3位をキープ。

浦和Lが高槻を1-0で下して5位、新潟は埼玉に2-1と勝ち越して6位で折り返し。


後半戦はW杯後に再開されますが、この2ヶ月間で各チームがどんな成長を見せるのか、楽しみですね得意げ

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試合後のミックスゾーンでは、明日から代表合宿で集まる選手同士が
「また明日ね!」と言葉を交わす場面もあり…

いよいよ始まるんだな、と実感しました

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本日、解説された矢野喬子さんと、実況の寺西裕一さん、INAC側レポーターの林智美さんと

矢野さんとは先日ニコ生でご一緒して以来なので3日ぶりニコニコ

元プレイヤーとしての目線から、ピッチで起きていることを分析する視点はさすが。レポートしながら勉強になりましたアップ


24日には香川の丸亀でなでしこジャパンのNZ戦があり、28日には南長野でイタリア戦⚽️

この2試合からW杯が始まります




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