W杯前、国内最後の試合となった一戦![サッカーボール]()
香川での試合に続き、14000人以上のお客さんが入ったスタジアムは、代表戦らしい華やかな雰囲気でした![花]()
日本は24日のNZ戦から先発4人を入れ替え。
【スタメン:なでしこジャパン】
大儀見優季 大野忍
宮間あや 川澄奈穂美
澤穂希 阪口夢穂
宇津木瑠美 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
海堀あゆみ
変わったところは、まずボランチ。
阪口選手が右足首の負傷から復活!
2011年W杯優勝の原動力となった澤選手とのボランチコンビ復活に期待がかかります。
左SBには、宇津木選手が先発。
トップは大野忍選手が大儀見選手との2トップを組む形になりました![天使の羽(左)]()
試合は序盤からお互いに駆け引き全開。
イタリアはサイドからのダイナミックな攻撃が脅威で、前線に張る体格の良いガッビアディーニ選手がキープ力もあり、攻撃の起点となっていました。
日本はこれまで試合の入り方が一つの課題でしたが、この試合でも最初は結構バタバタしてしまった印象です。
気持ちが前に出る反面、相手のプレスはきつく、攻撃に人数をかけたところでカウンターを受けてしまうのが怖いですね…。
前半4分、阪口選手と澤選手が相手を囲み、パスがズレたところを川澄選手がカット。前線の大儀見選手に絶妙のスルーパスを送りますが、相手DFの対応が良く、ゴールには結びつかず。
10分、左サイドの宮間選手にパスが渡り、前のスペースに走り込んだ大野選手へ。大野選手~の中へのクロスは跳ね返されます。
ボランチでは阪口選手が守備的な位置でバランスをとり、澤選手が攻撃的に飛び出してサイド攻撃に絡む場面が多く見られました。
イタリアは中盤をかなり警戒してきている印象で、阪口選手と澤選手に対する寄せは早く、日本にとってはサイド攻撃からのチャンスが多かったですね。
イタリアは組織的な守備というよりは、ボールホルダーへの寄せ方がバラついている印象で、前半からかなりスタミナを消耗している感じがしました。
17分、大儀見選手から前線の大野選手へ。
大野選手は左前にドリブルで持ち上がり、相手GKの重心の逆をついたシュートはポストに跳ね返ってゴールならず。
19分、イタリアは中央でチェルノイア選手がミドルシュート!
海堀選手が弾き、こぼれ球に相手が詰め手いましたが、岩清水選手が戻ってスライディングでクリア。
25分、大儀見選手がイタリアのPA内でボールを奪ってミドルシュート。体格で上回る相手にフィジカルの強さを見せつけましたが、シュートは枠の左へ。
29分、大野選手からのスルーパスを受けた大儀見選手はフリーでしたが、シュートを打つタイミングがワンテンポ遅れてしまい、相手DFに弾かれます。
31分、右サイドで川澄選手がボールを奪い、大儀見選手へ。
大儀見選手が2人のDFに囲まれながら上手く反転したところで倒され、日本がFKを獲得。
このFKに大儀見選手と澤選手が飛び込みますが、澤選手の足にはあと10センチ届かず。
40分、CKから宇津木選手が宮間選手にヒールパスを送るも、グラウンダーのクロスは合わず。
43分、近賀選手から裏に抜けた大野選手に絶妙のクロスが入りますが、これはオフサイドの判定。
45分、守備が薄くなったところで右サイドの20番にクロスを上げられますが、海堀選手が飛び出してキャッチ。事なきを得ます。
序盤はバタバタした印象でしたが、時間が経つにつれて日本のリズムが出てきてダイレクトパスもつながるようになり、日本のペースで後半へ。
前半の印象としては、序盤はミスもありバタバタしたものの、お互いにスペースを埋める動きなどの連携・パスの精度が高まってきてからはいい時間帯も多かったですが、あとは決定力だけ、というところでしょうか。
ミスに関しては、弱いパスから生まれるミスは課題だと思います。カナダの人工芝は日本とは違って、もっとボールが予測できない動きをするそうですからね…![おののく]()
後半、日本は川澄選手に代えて菅澤優衣香選手を投入。
大野選手が右サイドに下がり、菅澤選手がトップに入ります。
52分、宇津木選手からのクロスが一度は弾かれますが、セカンドボールを澤選手が再び左に展開。宇津木選手が今度は低めのクロスを送ると、大儀見選手が相手より先に触れてゴーーーール!
待ちに待った先制ゴールが生まれます
1-0
その1分後、今度は左サイドでボールを持った宮間選手が中に切れ込み、右の大野選手へ。大野選手からのクロスは僅かに大儀見選手に合わず。
後半、イタリアがペースを落としてきたこともあり、日本が試合を圧倒する場面が続きます。
62分、日本は澤選手に代えて、鮫島彩選手を投入。宮間選手がボランチの位置に入ります。
入って早々、鮫島選手が左サイドを駆け上がって大儀見選手からのパスを受けると、積極的に相手サイドバックに仕掛けて1人を交わし、絶妙なグラウンダーのクロス!大儀見選手がスルーしますが、大野選手には合わず。
67分、宮間の選手のCKに阪口選手が飛び込みますが、叩き付けたボールは惜しくもゴールの枠を捉えず上へ。
イタリアも疲労の色が強く、67分、一気に3人を替えて攻撃に出ます。
その2分後、日本は近賀選手に代えて右SBに有吉佐織選手を投入。
71分、イタリアは交代で入ったカリッシミ選手のミドルシュート!
これは枠の上へ。
72分、菅澤選手が倒されて得たFK。
宮間選手が直接狙いますが、僅かに枠の右へ。
73分、日本はGK海堀選手に代えて福元美穂選手を投入。
海堀選手がGKエリアから送るコーチングが以前と比べて明らかに大きくなっていて、代表での意識の変化もあるのかな、と感じました![ぽっ]()
83分、日本はFW大儀見選手に代えて、安藤梢選手を投入。
イタリアもすかさず中盤の選手を投入。
85分、鮫島選手が中に切れ込んで安藤選手にくさびを入れると安藤選手が落とし、大野選手がダイレクトシュート!
僅かにゴール上へ。
86分、宮間選手に代えて川村優理選手を投入。
1点が遠いイタリアは前がかりになって攻めるものの、ラストパスの精度が甘く、日本は焦らずじっkりとビルドアップしながら攻撃の機会を伺う時間が続きます。
アディショナルタイム、菅澤選手が右から仕掛けて相手を一人抜き、GKと1対1の大チャンスを迎えますが、シュートのタイミングがなく…安藤選手を経由して、最後は鮫島選手がダイレクトで合わせますが、枠の上へ。
試合終了直前、イタリアは右サイドから仕掛けてクロス。
あわや、という場面でしたが、ダイビングヘッドは合わず。
その直後に試合終了の笛![手描きふうクローバー]()
W杯前の壮行試合は2試合とも1-0で日本が勝利し、2連勝で6日に開幕するW杯に臨むこととなりました![ラブ]()
今日の試合の全体的な印象としては、ニュージーランドに比べて相手のレベルが落ちた事もあり、日本が支配する時間は多くなりました。
ただ、テンポの良いパスワークの中に、仕掛けてアクセントとなる選手が宮間選手以外にもいると相手にとってより怖い攻撃になるのではないかと感じました。サイドなどは個人技で突破を仕掛けて勝てそうな場面も数回あったかな、と。
その点では、宮間選手が、相手の意表をつくタイミングでのパス屋サイドチェンジなど、攻撃に変化を付けるパスやドリブルがあり、相手マークを混乱させていました。
また、岩清水選手からの前線へのフィードが、相手のバランスが崩れたところを絶妙についていて、さすがだなと![ラブ]()
ニュージーランド戦では実戦を想定して6人の交代枠中3人しかカードを切らなかった佐々木監督ですが、今日は6人を替えました。
その中で、明らかに試合への入り方がおかしいと感じる場面はなく、チーム全体の底上げは少なからず進んでいるのかな、と![手描きふうクローバー]()
前回2011年のW杯では、スタメンとサブ組の差が一つの課題として挙げられていただけに、試合の入り方については今後も注目して行きたいと思います![ラブ]()
本番まで、あと9日![サッカー]()

香川での試合に続き、14000人以上のお客さんが入ったスタジアムは、代表戦らしい華やかな雰囲気でした

日本は24日のNZ戦から先発4人を入れ替え。
【スタメン:なでしこジャパン】
大儀見優季 大野忍
宮間あや 川澄奈穂美
澤穂希 阪口夢穂
宇津木瑠美 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
海堀あゆみ
変わったところは、まずボランチ。
阪口選手が右足首の負傷から復活!
2011年W杯優勝の原動力となった澤選手とのボランチコンビ復活に期待がかかります。
左SBには、宇津木選手が先発。
トップは大野忍選手が大儀見選手との2トップを組む形になりました

試合は序盤からお互いに駆け引き全開。
イタリアはサイドからのダイナミックな攻撃が脅威で、前線に張る体格の良いガッビアディーニ選手がキープ力もあり、攻撃の起点となっていました。
日本はこれまで試合の入り方が一つの課題でしたが、この試合でも最初は結構バタバタしてしまった印象です。
気持ちが前に出る反面、相手のプレスはきつく、攻撃に人数をかけたところでカウンターを受けてしまうのが怖いですね…。
前半4分、阪口選手と澤選手が相手を囲み、パスがズレたところを川澄選手がカット。前線の大儀見選手に絶妙のスルーパスを送りますが、相手DFの対応が良く、ゴールには結びつかず。
10分、左サイドの宮間選手にパスが渡り、前のスペースに走り込んだ大野選手へ。大野選手~の中へのクロスは跳ね返されます。
ボランチでは阪口選手が守備的な位置でバランスをとり、澤選手が攻撃的に飛び出してサイド攻撃に絡む場面が多く見られました。
イタリアは中盤をかなり警戒してきている印象で、阪口選手と澤選手に対する寄せは早く、日本にとってはサイド攻撃からのチャンスが多かったですね。
イタリアは組織的な守備というよりは、ボールホルダーへの寄せ方がバラついている印象で、前半からかなりスタミナを消耗している感じがしました。
17分、大儀見選手から前線の大野選手へ。
大野選手は左前にドリブルで持ち上がり、相手GKの重心の逆をついたシュートはポストに跳ね返ってゴールならず。
19分、イタリアは中央でチェルノイア選手がミドルシュート!
海堀選手が弾き、こぼれ球に相手が詰め手いましたが、岩清水選手が戻ってスライディングでクリア。
25分、大儀見選手がイタリアのPA内でボールを奪ってミドルシュート。体格で上回る相手にフィジカルの強さを見せつけましたが、シュートは枠の左へ。
29分、大野選手からのスルーパスを受けた大儀見選手はフリーでしたが、シュートを打つタイミングがワンテンポ遅れてしまい、相手DFに弾かれます。
31分、右サイドで川澄選手がボールを奪い、大儀見選手へ。
大儀見選手が2人のDFに囲まれながら上手く反転したところで倒され、日本がFKを獲得。
このFKに大儀見選手と澤選手が飛び込みますが、澤選手の足にはあと10センチ届かず。
40分、CKから宇津木選手が宮間選手にヒールパスを送るも、グラウンダーのクロスは合わず。
43分、近賀選手から裏に抜けた大野選手に絶妙のクロスが入りますが、これはオフサイドの判定。
45分、守備が薄くなったところで右サイドの20番にクロスを上げられますが、海堀選手が飛び出してキャッチ。事なきを得ます。
序盤はバタバタした印象でしたが、時間が経つにつれて日本のリズムが出てきてダイレクトパスもつながるようになり、日本のペースで後半へ。
前半の印象としては、序盤はミスもありバタバタしたものの、お互いにスペースを埋める動きなどの連携・パスの精度が高まってきてからはいい時間帯も多かったですが、あとは決定力だけ、というところでしょうか。
ミスに関しては、弱いパスから生まれるミスは課題だと思います。カナダの人工芝は日本とは違って、もっとボールが予測できない動きをするそうですからね…

後半、日本は川澄選手に代えて菅澤優衣香選手を投入。
大野選手が右サイドに下がり、菅澤選手がトップに入ります。
52分、宇津木選手からのクロスが一度は弾かれますが、セカンドボールを澤選手が再び左に展開。宇津木選手が今度は低めのクロスを送ると、大儀見選手が相手より先に触れてゴーーーール!
待ちに待った先制ゴールが生まれます

その1分後、今度は左サイドでボールを持った宮間選手が中に切れ込み、右の大野選手へ。大野選手からのクロスは僅かに大儀見選手に合わず。
後半、イタリアがペースを落としてきたこともあり、日本が試合を圧倒する場面が続きます。
62分、日本は澤選手に代えて、鮫島彩選手を投入。宮間選手がボランチの位置に入ります。
入って早々、鮫島選手が左サイドを駆け上がって大儀見選手からのパスを受けると、積極的に相手サイドバックに仕掛けて1人を交わし、絶妙なグラウンダーのクロス!大儀見選手がスルーしますが、大野選手には合わず。
67分、宮間の選手のCKに阪口選手が飛び込みますが、叩き付けたボールは惜しくもゴールの枠を捉えず上へ。
イタリアも疲労の色が強く、67分、一気に3人を替えて攻撃に出ます。
その2分後、日本は近賀選手に代えて右SBに有吉佐織選手を投入。
71分、イタリアは交代で入ったカリッシミ選手のミドルシュート!
これは枠の上へ。
72分、菅澤選手が倒されて得たFK。
宮間選手が直接狙いますが、僅かに枠の右へ。
73分、日本はGK海堀選手に代えて福元美穂選手を投入。
海堀選手がGKエリアから送るコーチングが以前と比べて明らかに大きくなっていて、代表での意識の変化もあるのかな、と感じました

83分、日本はFW大儀見選手に代えて、安藤梢選手を投入。
イタリアもすかさず中盤の選手を投入。
85分、鮫島選手が中に切れ込んで安藤選手にくさびを入れると安藤選手が落とし、大野選手がダイレクトシュート!
僅かにゴール上へ。
86分、宮間選手に代えて川村優理選手を投入。
1点が遠いイタリアは前がかりになって攻めるものの、ラストパスの精度が甘く、日本は焦らずじっkりとビルドアップしながら攻撃の機会を伺う時間が続きます。
アディショナルタイム、菅澤選手が右から仕掛けて相手を一人抜き、GKと1対1の大チャンスを迎えますが、シュートのタイミングがなく…安藤選手を経由して、最後は鮫島選手がダイレクトで合わせますが、枠の上へ。
試合終了直前、イタリアは右サイドから仕掛けてクロス。
あわや、という場面でしたが、ダイビングヘッドは合わず。
その直後に試合終了の笛

W杯前の壮行試合は2試合とも1-0で日本が勝利し、2連勝で6日に開幕するW杯に臨むこととなりました

今日の試合の全体的な印象としては、ニュージーランドに比べて相手のレベルが落ちた事もあり、日本が支配する時間は多くなりました。
ただ、テンポの良いパスワークの中に、仕掛けてアクセントとなる選手が宮間選手以外にもいると相手にとってより怖い攻撃になるのではないかと感じました。サイドなどは個人技で突破を仕掛けて勝てそうな場面も数回あったかな、と。
その点では、宮間選手が、相手の意表をつくタイミングでのパス屋サイドチェンジなど、攻撃に変化を付けるパスやドリブルがあり、相手マークを混乱させていました。
また、岩清水選手からの前線へのフィードが、相手のバランスが崩れたところを絶妙についていて、さすがだなと

ニュージーランド戦では実戦を想定して6人の交代枠中3人しかカードを切らなかった佐々木監督ですが、今日は6人を替えました。
その中で、明らかに試合への入り方がおかしいと感じる場面はなく、チーム全体の底上げは少なからず進んでいるのかな、と

前回2011年のW杯では、スタメンとサブ組の差が一つの課題として挙げられていただけに、試合の入り方については今後も注目して行きたいと思います

本番まで、あと9日
