ラマンガ国際大会第2戦
U-23日本女子代表 vs U-23スウェーデン女子代表
JFAのレポートはこちら
【スタメン】
千葉園子(6) 井上綾香(11)
尾田緩奈(9) 増矢理花(10)
猶本光(8) 三橋眞奈(17)
三宅史織(5)畑中美友香(21)村松智子(3)吉見夏稀(2)
井上ねね(18)
![image]()
日本は第1戦のノルウェー戦からスタメン6人を入れ替えて臨みました。
かなり強い風が吹く中、前半は風上でキックオフ。
1分、尾田選手のクロスにニアで飛び込んだ井上選手が左足で合わせますがミートせず。
スウェーデンは日本が右サイドからの攻撃で人数をかけたところで、裏のスペースを利用し、カウンターからクロスに飛び込む形で攻撃を狙ってきている印象でした。
しかし、そこは村松選手がしっかりと予測して素早くカバー。正確なクロスを上げさせません。
今大会初出場の畑中選手も高さがあり、相手の裏へのロングボールに対しては冷静な対応を見せていました。
6分 吉見選手のクロスを、千葉選手が相手を背負いながら胸トラップで落として右足のボレーシュート!
タイミングはばっちりでしたが、角度がなく、シュートはサイドネットへ。
8分 三橋選手のクロスに千葉選手が飛び込みますが、ゴール右へ。
サイドからカウンターを狙うスウェーデンに対し、日本はそのギャップをついたパス回しでうまくいなしながら、シュートで終わる攻撃で完結させ、カウンターを許さず流れを引き寄せていました。
ベンチから
「自分からアクションを起こして繰り返そう!」と指示が飛びます。
21分 吉見選手から中に入った増矢選手へ。増矢選手がワンタッチですぐに千葉選手へのスルーパスを狙いますが、タイミングが合わず。
球離れの良い日本の攻撃は、スウェーデンのマークを絞らせません。
直後にも、三宅選手から猶本選手を経由して増矢選手へ。右から増矢選手(吉見選手?)が上げたクロスに千葉選手が飛び込みますが、DF2枚に挟まれてミートせず。
なでしこリーグ2部のASハリマアルビオンに所属し、昨年はリーグで13ゴールをあげた千葉選手ですが、なんと、そのうちの半分がヘディングだそうです。
今回国際大会は初めてなのだそうですが、献身的なプレーと体の強さで日本の攻撃のアクセントになっている印象です![にひひ]()
30分 日本のFKから、最後は井上選手がミドルシュートを打ちますが、枠の右に逸れます。
31分 井上選手から、オーバーラップした尾田選手へ。尾田選手の強烈な左足ミドルシュートは、枠の左へ。
34分 増矢選手から猶本選手へ。猶本選手が狙って飛び込んで来たDFの間をダイレクトで千葉選手へスルーパス。完全にフリーになった千葉選手のシュートは、GKが体に当てて弾き出します。
35分 左サイドをオーバーラップした三宅選手が左足の絶妙なクロス。
井上選手がニアでジャンプしながらインサイドで丁寧に合わせて日本が先制⚽️1-0
その数分後にも、三宅選手のクロスに中で2人が飛び込むシーンがありましたが、これはGKがキャッチ。
このまま日本ペースで前半が終了。
HT
井上綾香→大矢歩(20)
大矢選手が右サイドに入り、増矢選手がトップに入ります。
尾田緩奈→田中陽子(12)
45分 日本の左サイドをワンツーで崩されクロスを上げられますが、ファーのFWに合わずピンチを逃れます。
52分 増矢選手が落としたボールを大矢選手がミドルシュート。枠の僅かに上へ。
57分 ゴール正面ペナルティエリア外でハンドを取られ、相手の間接FK。
壁に当たってクリア。
65分 三橋眞奈→佐々木繭(15)
66分 大矢選手と吉見選手のワンツー。吉見選手が角度のない位置から折り返し、猶本選手が飛び込みますが、タイミングがわずかに合わず。
しかし、そのセカンドボールから再び日本のチャンスに。
67分 右サイド深い位置から大矢選手の折り返しを、マークを外した千葉選手が右足インサイドで合わせてゴールネット左上を揺らし、2点目!⚽️2-0
69分 大矢選手と吉見選手のコンビネーションから、吉見選手がクロス。千葉選手がヘディングで合わせますが、ゴール左へ。
73分 千葉園子→高橋美夕紀
77分 後方からのフィードを裏で受けた高橋選手のミドルシュートはゴール右へ。
77分 増矢理花→中里優(7)
85分 ペナルティエリア右でボールを受けた田中陽子選手が仕掛け、2人に囲まれながらもドリブルで縫うように抜けると、倒されてPK獲得。
このPKを田中陽子選手が自ら蹴りますが、GKの足に当たってゴールならず。
ここで試合終了。
2-0で、日本が2連勝を飾りました![手描きふうクローバー]()
![花]()
![花]()
![花]()
![花]()
![花]()
全体の印象としては、日本がテンポの良いパス回しで、最後はしっかりとシュートまでいくため、スウェーデンのカウンターも回数は少なく、それほど脅威にはなりませんでした。
今大会では初めて国際大会を経験する選手もいるため、「結果にこだわりながら選手の経験を積み上げること」も一つのテーマになっているようです。
高倉麻子監督は
「この2試合(ノルウェー戦、スウェーデン戦)は全員にチャンスを与えながらと考えて、6人まで交代できるので、選手をどのように並べて起用するかということも考えながら、バランスを考えて戦いました。守備の連続性や、攻撃で自分からアクションするということに選手はトライしてくれたと思います。ただ、連続性に関しては回数が足りない。やろうとしていることは見えるけれど、集中力がまだ足りていないと感じます。次のドイツ戦は(起用や交代の人数など)そういうことは考えないで勝負しにいきたいと思っています」
と話していました。
また、なでしこジャパンの下の年代の選手に共通する課題として
「常にいろんな選択肢を持って考えながらプレーするということはテーマにしているんですが、そういうことをやり出すとアグレッシブさがなくなってしまったり、かといってがむしゃらにやろうとして気持ちだけでプレーすると、判断が鈍ってしまう。なでしこジャパンの上のレベルでやるのだったら、集中して入った状態で冷静な状況判断ができる、という段階にまで、練習から積み重ねるしかない。常に良い判断をするということが練習で習慣化されて、自然にそれがゲームで出るという状態にまで高めていってほしいです」
と話していました。
「意識を無意識に高める」ということは、サッカーではとても大切なことですよね。
そのための練習メニューのバリエーションや選手への伝え方にも様々な工夫があり、勉強になります。
チームマネジメントの観点からは「経験を積ませながら結果を残す」ということは、決して簡単なことではないと、国際大会のたびに考えさせられます。
ただ、この大会を取材する中で、国際大会の舞台でレベルの高い選手と一緒にプレーすることで、それまでになかった自覚が芽生えたり、自分に足りないものを肌で感じることができているのだなぁとこちらが感じさせられることが多いです。
右サイドバックでフル出場した吉見夏稀選手は
「日頃はやっていないサイドバックでしたが、自分から呼び込むことを課題として言われていたので、そこを意識して積極的に攻撃に参加しました」
とのこと。チームについては
「なでしこリーグ2部でよく対戦する選手もいるんですが、やっぱり1部のレベルの高い選手と一緒に試合が出来るのは刺激になります。『ここに欲しい』と思ったところにちゃんとパスが来たりとかして、すごく楽しくプレーできています。自主性の高い選手が多く、そこは自分に足りない部分なので、今後意識していきたいと思います」
と話していました。
実際、チームの雰囲気はとても良い感じです![手描きふうクローバー]()
オフザピッチでは和やかな雰囲気で、いろんなところに笑顔の輪ができています。
キャプテンは猶本選手。試合中は、大きな声でチームを鼓舞しながらゲームを作る頼もしい司令塔であり、闘将です。
![花]()
![花]()
![花]()
![花]()
![花]()
写真が代わり映えしないので、ラマンガの海を。
![image]()
練習場の近くで、男子のクラブチームがバブルサッカーをしていました。
![image]()
レベル高っ!(笑)
余談を書く前に寝落ちしてしまいそうなので、今日はこの辺で。

日本は第1戦のノルウェー戦からスタメン6人を入れ替えて臨みました。
かなり強い風が吹く中、前半は風上でキックオフ。
1分、尾田選手のクロスにニアで飛び込んだ井上選手が左足で合わせますがミートせず。
スウェーデンは日本が右サイドからの攻撃で人数をかけたところで、裏のスペースを利用し、カウンターからクロスに飛び込む形で攻撃を狙ってきている印象でした。
しかし、そこは村松選手がしっかりと予測して素早くカバー。正確なクロスを上げさせません。
今大会初出場の畑中選手も高さがあり、相手の裏へのロングボールに対しては冷静な対応を見せていました。
6分 吉見選手のクロスを、千葉選手が相手を背負いながら胸トラップで落として右足のボレーシュート!
タイミングはばっちりでしたが、角度がなく、シュートはサイドネットへ。
8分 三橋選手のクロスに千葉選手が飛び込みますが、ゴール右へ。
サイドからカウンターを狙うスウェーデンに対し、日本はそのギャップをついたパス回しでうまくいなしながら、シュートで終わる攻撃で完結させ、カウンターを許さず流れを引き寄せていました。
ベンチから
「自分からアクションを起こして繰り返そう!」と指示が飛びます。
21分 吉見選手から中に入った増矢選手へ。増矢選手がワンタッチですぐに千葉選手へのスルーパスを狙いますが、タイミングが合わず。
球離れの良い日本の攻撃は、スウェーデンのマークを絞らせません。
直後にも、三宅選手から猶本選手を経由して増矢選手へ。右から増矢選手(吉見選手?)が上げたクロスに千葉選手が飛び込みますが、DF2枚に挟まれてミートせず。
なでしこリーグ2部のASハリマアルビオンに所属し、昨年はリーグで13ゴールをあげた千葉選手ですが、なんと、そのうちの半分がヘディングだそうです。
今回国際大会は初めてなのだそうですが、献身的なプレーと体の強さで日本の攻撃のアクセントになっている印象です

30分 日本のFKから、最後は井上選手がミドルシュートを打ちますが、枠の右に逸れます。
31分 井上選手から、オーバーラップした尾田選手へ。尾田選手の強烈な左足ミドルシュートは、枠の左へ。
34分 増矢選手から猶本選手へ。猶本選手が狙って飛び込んで来たDFの間をダイレクトで千葉選手へスルーパス。完全にフリーになった千葉選手のシュートは、GKが体に当てて弾き出します。
35分 左サイドをオーバーラップした三宅選手が左足の絶妙なクロス。
井上選手がニアでジャンプしながらインサイドで丁寧に合わせて日本が先制⚽️1-0
その数分後にも、三宅選手のクロスに中で2人が飛び込むシーンがありましたが、これはGKがキャッチ。
このまま日本ペースで前半が終了。
HT
井上綾香→大矢歩(20)
大矢選手が右サイドに入り、増矢選手がトップに入ります。
尾田緩奈→田中陽子(12)
45分 日本の左サイドをワンツーで崩されクロスを上げられますが、ファーのFWに合わずピンチを逃れます。
52分 増矢選手が落としたボールを大矢選手がミドルシュート。枠の僅かに上へ。
57分 ゴール正面ペナルティエリア外でハンドを取られ、相手の間接FK。
壁に当たってクリア。
65分 三橋眞奈→佐々木繭(15)
66分 大矢選手と吉見選手のワンツー。吉見選手が角度のない位置から折り返し、猶本選手が飛び込みますが、タイミングがわずかに合わず。
しかし、そのセカンドボールから再び日本のチャンスに。
67分 右サイド深い位置から大矢選手の折り返しを、マークを外した千葉選手が右足インサイドで合わせてゴールネット左上を揺らし、2点目!⚽️2-0
69分 大矢選手と吉見選手のコンビネーションから、吉見選手がクロス。千葉選手がヘディングで合わせますが、ゴール左へ。
73分 千葉園子→高橋美夕紀
77分 後方からのフィードを裏で受けた高橋選手のミドルシュートはゴール右へ。
77分 増矢理花→中里優(7)
85分 ペナルティエリア右でボールを受けた田中陽子選手が仕掛け、2人に囲まれながらもドリブルで縫うように抜けると、倒されてPK獲得。
このPKを田中陽子選手が自ら蹴りますが、GKの足に当たってゴールならず。
ここで試合終了。
2-0で、日本が2連勝を飾りました






全体の印象としては、日本がテンポの良いパス回しで、最後はしっかりとシュートまでいくため、スウェーデンのカウンターも回数は少なく、それほど脅威にはなりませんでした。
今大会では初めて国際大会を経験する選手もいるため、「結果にこだわりながら選手の経験を積み上げること」も一つのテーマになっているようです。
高倉麻子監督は
「この2試合(ノルウェー戦、スウェーデン戦)は全員にチャンスを与えながらと考えて、6人まで交代できるので、選手をどのように並べて起用するかということも考えながら、バランスを考えて戦いました。守備の連続性や、攻撃で自分からアクションするということに選手はトライしてくれたと思います。ただ、連続性に関しては回数が足りない。やろうとしていることは見えるけれど、集中力がまだ足りていないと感じます。次のドイツ戦は(起用や交代の人数など)そういうことは考えないで勝負しにいきたいと思っています」
と話していました。
また、なでしこジャパンの下の年代の選手に共通する課題として
「常にいろんな選択肢を持って考えながらプレーするということはテーマにしているんですが、そういうことをやり出すとアグレッシブさがなくなってしまったり、かといってがむしゃらにやろうとして気持ちだけでプレーすると、判断が鈍ってしまう。なでしこジャパンの上のレベルでやるのだったら、集中して入った状態で冷静な状況判断ができる、という段階にまで、練習から積み重ねるしかない。常に良い判断をするということが練習で習慣化されて、自然にそれがゲームで出るという状態にまで高めていってほしいです」
と話していました。
「意識を無意識に高める」ということは、サッカーではとても大切なことですよね。
そのための練習メニューのバリエーションや選手への伝え方にも様々な工夫があり、勉強になります。
チームマネジメントの観点からは「経験を積ませながら結果を残す」ということは、決して簡単なことではないと、国際大会のたびに考えさせられます。
ただ、この大会を取材する中で、国際大会の舞台でレベルの高い選手と一緒にプレーすることで、それまでになかった自覚が芽生えたり、自分に足りないものを肌で感じることができているのだなぁとこちらが感じさせられることが多いです。
右サイドバックでフル出場した吉見夏稀選手は
「日頃はやっていないサイドバックでしたが、自分から呼び込むことを課題として言われていたので、そこを意識して積極的に攻撃に参加しました」
とのこと。チームについては
「なでしこリーグ2部でよく対戦する選手もいるんですが、やっぱり1部のレベルの高い選手と一緒に試合が出来るのは刺激になります。『ここに欲しい』と思ったところにちゃんとパスが来たりとかして、すごく楽しくプレーできています。自主性の高い選手が多く、そこは自分に足りない部分なので、今後意識していきたいと思います」
と話していました。
実際、チームの雰囲気はとても良い感じです

オフザピッチでは和やかな雰囲気で、いろんなところに笑顔の輪ができています。
キャプテンは猶本選手。試合中は、大きな声でチームを鼓舞しながらゲームを作る頼もしい司令塔であり、闘将です。





写真が代わり映えしないので、ラマンガの海を。

練習場の近くで、男子のクラブチームがバブルサッカーをしていました。

レベル高っ!(笑)
余談を書く前に寝落ちしてしまいそうなので、今日はこの辺で。