海外から帰ってきた時に、日本に住むことのありがたさを感じる、幸せなひととき。
アルガルベでの取材中、嬉しかった出来事を。
大会中にご一緒したメディアの方の中で、ドイツで指導者や現地の通信員として活躍されている、吉泉愛さんという方にお会いしました。
女子サッカーを長くご覧になっている方の中ではご存知の方も多いと思いますが、吉泉さんは以前、なでしこリーグで(Lリーグ時代から)活躍されていた選手です。
私は国内で吉泉さんのプレーを見たことがなかったのですが、ドイツで指導者として活躍されている記事を読んで、名前を知っていました。
そんなわけで、今回初めてお話したのですが。
独特のオーラがあり、強い目力が印象的な方でした![]()

大会も終盤に突入したある日、スタジアムでお会いした際に、吉泉さんが
「これ、良かったらどうぞ」
と、手作りのおにぎりを2つくださいました。
現地のお米で握ったそうですが、まるで日本で食べるお米のような程よい固さで炊かれていて、具のおかかもベストマッチで、その美味しさと、吉泉さんの親切が沁みました![]()

吉泉さんが住むドイツは、競技人口が1万人を超える女子サッカー大国。
日常から日本と異なる文化に触れ、日本のサッカーを違う視点から見ているからこそ、国内では分からない様々なことが見えてくるのだと思います。
私は海外遠征などの際に、海外で活動されている記者やライターの方と話していると、意外な視点に刺激を受けることがあります。
吉泉さんがドイツに渡ったのは、ちょうど今の私と同じ年齢だったそうで、そう考えると、すごいなぁ!と。
好奇心と、大胆な行動力。
それでいながら、日本人らしい繊細さを感じさせてくださる、とても素敵な方でした。
今後のドイツでのご活躍に期待しつつ、来年もまた、アルガルベでお会いできるかな、と楽しみにしています![]()
