




GW中の長野は、言うまでもなく、大勢の観光客で賑わう絶好の観光スポット。
安曇野と軽井沢に知人が住んでいて、遊びに行ったこともあるのですが、長野市にも、まだまだ発掘できていない場所がたくさんあります。
今回はその一つに行ってきました。
信州信濃美術館と、東山魁夷館です。
どちらも、開催中絵画展のテーマは「自然」をモチーフにしていることも決め手でした。
信濃美術館は、ミレーやシスレーやモネなど、バルビゾン派や印象派の画家たちの、全盛期の風景画が展示されています。
針葉樹のシルエットや夕陽の柔らかさや、波の穏やかさから激しさまで、いろいろな解釈があるのだなと思いながら眺めました。
自然の風景が好きなので、ただ見ているだけで心が落ち着くのもありますが![]()

心が落ち着くと言えば、東山魁夷館の絵はさらに![]()

(カフェの中にあった「森と湖」)
東山魁夷の絵は、自然の描写に独特の柔らかさがあり、静寂を表現する筆力がすごいです。
加えて、個人的にグッとくるのがタイトル。
そして、その英訳。
「夕静寂」(Evening Silence)
「静唱」(Song of Silence)
「山霊」(Spirit of Mountain)
「荒寥」(Desolate Loneliness)
英訳は、東山さん自身がつけたものもあるそうです。
私は早朝の白く、幻想的な湖畔を描いた「静唱」と、蓼科高原の山麓の深い緑を描いた「緑響く」(Vibrant Greens)という絵が好きです。
休館前にぜひ〜![]()
