Yahoo個人に寄稿しました。
最終回です。





長野といえば、山。
八ヶ岳、乗鞍、木曽駒ヶ岳、御嶽山、美ヶ原高原…
小さい頃、父と週末にテントを背負って登った記憶が蘇ります。
寒かった記憶ばかりですが![]()

父は山の仕事をしているのに方向音痴で、登山地図を見ながら、ある時、全く違う方向に歩いていることに気づいたり、「あと5分で着く」と言って2時間以上かかったり。
小学校の授業が終わった後で、夕方から鷹ノ巣山(関東)に登りに行った時は、真冬の雪山の、胸まで雪がある中をラッセル(雪の中をかき分けて歩く)して歩いていたら、突然ヘッドランプの電池が切れたことも。
山の中は街灯のような灯りなどないので、真っ暗に。
そんな、頼りない部分もたくさんあった父ですが![笑い泣き]()

なぜか生命の恐怖を感じたことはなく、どこに行っても、必ずいい思い出になると信じることができました。
ケガなどの痛みに鈍感になり、冒険好きになってしまいましたが。
常念岳や蝶ヶ岳など、雪形(山の斜面の雪が時期に応じてに溶けて、様々な形に見える)鑑賞も好きです。
背後で、ドーン!という音が聞こえました。
どうやら、私の少し離れた後ろに立っていた男の人が持っていたスーツケースを手から離してしまったらしく、エスカレーターの右側(人が立っていない方)を、猛烈な勢いで滑っていきました。
そして、ハンドルの部分が私の右膝を直撃。
いわゆる膝カックンです。
しかも、相当強いやつです。
一番下まで滑り落ちたそのスーツケースは、さらに3mぐらい先まで滑りました。
幸い、直撃した人は私以外にいなかったのですが…
ありそうでなかなかないシチュエーションに、周囲からは、すごーい
という驚きの声が。

こんな例えもおかしいのですが、まるでスキージャンプの助走のように、滑らかに上から下まで落下していきました。
真後ろから直撃されていたら、私がジャンプすることになっていたのでしょうか。
どうでも良いですね![ニヤニヤ]()

しかし、どこに危険が潜んでいるか分からないものです。
皆さんもお気をつけて。