アルガルベカップ初戦の相手となったデンマーク(FIFAランキング16位)は、
W杯のグループリーグで対戦する仮想「スイス」
昨年のアルガルベカップでの対戦時は1-0で日本が勝利。
とはいえ、デンマークはアメリカを5-3で破っている上に、2013年のUEFA欧州ジョシ選手権でベスト4と、決して油断できない相手でした。
日本(同ランク4位)は前回ワールドカップ女王として、結果だけでなく内容も問われる大会でしたが…
ワールドカップ初戦を想定した重要な試合は、思いがけない形で幕を開けることに…。
開始2分に裏への縦パスから失点0-1
試合の入り方については見つめ直す必要がありそうですね。
また、序盤は長めの芝にへの対応に苦慮している様子が、パススピードの遅さからも伺えました。
しかし!
流れが掴めない中でも、17分には宮間選手が起点となり、パスを受けた川澄奈穂美選手~大儀見選手に絶妙のパス。左足グラウンダーのシュートは右ポストに跳ね返されますが、ここで安藤梢選手がしっかり決めて同点に1-1
30分を過ぎると徐々にショートパスが繋がるようになり、日本のリズムが出てきました。
HT
安藤梢→永里亜紗乃
そして、後半13分。
バックパスのミスをつかれて失点。1-2
再び1点を追う形に。
2度のリードを追いつくという状況は、より緊張感が増し、1点の重みがのしかかるW杯本番ではかなり厳しいですよね…。
リードしたデンマークは後半30分以降引いて守る形に。
引いた相手をどう崩すか、という点でも良いシュミレーションでしたね。
後半23分
大野忍→菅澤優衣香
そして、後半39分には一気に3人を交代。
近賀ゆかり→有吉佐織
川澄奈穂美→高瀬愛実
阪口夢穂→宇津木瑠美
最後までチャンスをうかがった日本ですが、追加点はならず…
皆さんはこの試合、どのようにご覧になりましたか?
昨日の相手が今大会の優勝候補の一角でもあり、第3戦で対戦するフランスだったら、と考えると…この敗戦は、絶対に無駄にできませんね。
次戦ポルトガル戦は明後日。
中1日というハードスケジュールの中で、どう修正するかが問われるところ。
ターンオーバーを考えたいところではありますが、初戦の結果を受けて、控え組中心で臨むことが良いのかどうか、というところもあります。
個人的には、この大会を通じて、必要だと感じることは、小手先の改善策ではなく、ベストメンバーで100%を出して、やりきることで、膿を出し切る=何が足りないのかを直視することではないかと思います。
ワールドカップで優勝した2011年の大会前も、アメリカに2連敗して課題と徹底的に向き合うことでチーム全体の意識も変わったそうです。
やりきってもダメなら目先を変えることもできるのではないでしょうか
そのためにも、なでしこジャパンの強力な武器とも言える「選手間のコミュニケーション力」が鍵になるのではないかと。
監自分たちで映像を見て試合ごとに改善点を話し合い、状況を打開し、変えて行く力。
今回も、周囲の声に惑わされることなく、宮間キャプテンを中心に選手が主導となって乗り越えてほしいと思います
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結果は…
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