間もなく、リオデジャネイロ五輪最終予選 第3戦の中国戦が始まりますね。
他国の状況次第ではありますが、残り3連勝すれば予選通過への望みがあります!
大会が進むごとにチームは生き物のように成長すると言います。
中国は昨年のベスト8入りしたワールドカップメンバーが15人、しかも12月にはアメリカとの親善試合で勝利しているというだけに、オーストラリアや韓国同様かそれ以上に困難な相手になる可能性もありますが、今こそ、なでしこジャパンの経験と意地を見せてもらいたいと思います。
日本の勝利を祈りながら、気持ちを送ります。
今日は、ラマンガ国際大会第2戦
U-23日本女子代表 vs U-23スウェーデン女子代表
日本時間の明日午前2時キックオフです
ラマンガ国際大会では、U-23とU-19の試合が隔日で行われています。
今年(2016)のU-20女子W杯に来る年代や、東京五輪でライバルになりそうな強豪国の主力若手選手が多く、各国のスカウティングも多いです。
アルガルベカップ(@スペインアルガルベ地方)やキプロスカップ(@キプロス共和国)も同時期に行われており、欧州は強化の機会が豊富で羨ましくなりますね。
今回のラマンガ国際大会のU-23出場国は
イングランド、ドイツ、スウェーデン、アメリカ、ノルウェー、日本の6ヶ国。
U-19出場国は
スウェーデン、イタリア、オランダ、イングランド、アメリカ、デンマーク、ノルウェー、フランス
の8ヶ国。
昨日は3試合を観に行きました。
イングランド


アメリカ


ノルウェー


気づいたことや感じたことを、以下に書きます。
イングランドは4-3-3、スウェーデンは4-4-2というように、伝統の布陣を敷く国は多く、特にプレースタイルはA代表のスタイルを踏襲しています。
良い意味で、トップと育成年代の連携が取れている証拠ですね。
アメリカは例外で、年代別でシステムも変わるそうです。
アメリカとデンマークの試合などを見ていると、日本にないものがありすぎて、逆に日本にあるものがなさすぎて…新鮮な発見が多くあります。
アメリカは今回、U-23の大会に20歳以下で臨んでいるように、U-19の大会では18歳以下で参加しています。
そのため、細かい戦術や局面の決まりごとなどはまだまだ曖昧で、フィジカルで勝負している荒削りな印象があります。
オフザボールの動きがあまりなく、スペースを見つけてフリーでボールを受ける選手がいないので、常に1対1の状況で球際の激しいやりとりがあります。
また、どの国もパススピードの強さは魅力だなぁと思います。
強過ぎてコントロールできていないのですが、筋力があり、膝下の振りが早いので、シュートもパスも早くて強い。
タイミングやオフザボールの動きをそなえた日本が、あのパススピードで勝負できたら間違いなく強いなぁと思います。
先日のノルウェー戦でも、U-23に本女子代表は良いリズムのパス回しができている場面も多かったので、今日のスウェーデン戦でもいいサッカーを見せて勝利してほしいと思います

アメリカには190cm近くありそうなボランチの選手や、ホープ・ソロ選手の雰囲気そっくりの頼もしいGKなど、雰囲気のある選手は多く、下から有望な選手がどんどん育ってきているんだなぁと思います。
ちなみにアメリカの大学では、実力のある選手だと、高校1年生から、サッカー推薦で進む大学が決まっている選手もいるそうです。スカウティング網がものすごく発達しているんですね!
また、見た6チームの中で一番組織的な戦いをしていたのがフランス。
球際やオフザボールの動き、3人目の動きも徹底しています。攻撃ではピッチを広く使い、ワンタッチ、2タッチで大きなサイドチェンジのパスも狙います。
パスと選手の動きに緩急があり、どの選手もよく首を振って周囲を見ているので、攻撃のバリエーションが豊富。選手同士のコミュニケーション、ピッチ上での声も良く出ていました。
2019年女子ワールドカップはフランスで開催されます。
ドイツW杯やカナダW杯では優勝候補の一角と称され、実力も内容も伴っているのに、なぜか一発勝負の準決勝あたりで負けてしまう印象がありますが、今回のU-19世代などを見ていると、より一層力を入れて確実に優勝を狙って来ているのだと思います。
日本も、負けていられませんね!
2019年フランスワールドカップ、2020年東京五輪に向けた勝負は始まっています。
今日の試合も、スコアなど速報できたらしますね![ニコニコ]()

楽しみに読んでくださっている方のためにも、気を引き締めて取材をしてきます。