す昨夜(日本時間の19日朝)の閉会式で、リオデジャネイロ・パラリンピックが閉幕しました。
そして、リオパラリンピック2016ハイライト も、最終回が終わりました![]()

初めて現地で取材したパラリンピックを改めて振り返り、名場面が次々と脳裏に浮かんできます。
22種目すべてで、それぞれの競技としての面白さ、奥の深さに触れました。
競技の性格やスキルの見せ方、応援の仕方も、オリンピックの競技とは違う面白さがありましたね。
記事やニュースなどで取り上げられる際には、障害を乗り越えたストーリーや競技を始めたきっかけなどが注目されがちですが、実際にそのパフォーマンスを目の当たりにして、アスリートとしての4年間のパラリンピックにかける熱い思いやトレーニングの積み重ねがこの圧倒的なパフォーマンスにつながっていると感じられたことが、選手の言葉をもっと引き出して聞いてみたい、という私自身のモチベーションにもなっていました![]()

義足や義手、車いすも身体の一部として使いこなす選手達のパフォーマンスは本当にかっこ良かったです。
研究、理論、実践を重ねながら、記録を4年間で伸ばした選手も多かったですね!
そして、「努力をすれば不可能はない」という、人間の可能性を感じさせてもらった大会でもありました。
大会を通じて個人的に印象深い選手は、卓球のイブラヒム・ハマドゥドゥ選手(エジプト)と、陸上のタチアナ・マクファーデン選手(アメリカ)。
ハマドゥドゥ選手は両腕が欠損していて、口でラケットを扱い、足で球をトスして自在に打ち分けた圧倒的な技術力。
タチアナ選手は、陸上で7種目に出場し、そのうち4種目で金メダル、2種目で銀メダルを獲得。
誰も成し遂げたことのないことを、誰よりも先に成し遂げたという点でも、印象的な選手でした![]()

世界のトッププレイヤーのパフォーマンスや精神力の強さを、2020年東京大会で見られるのが今から楽しみです![]()

また、勝敗に関わらず、選手達の言葉は心にずっしりと響きました。
10代から80代まで、幅広い年齢の選手が競い合う面白さはパラリンピックの魅力でもあると思います。
特に、世界を目指してきたベテランの選手たちからは、人生のヒントをいくつももらえた気がします。
競技力は、人間力とも深く繋がっているんだな、と。
時に選手の目や耳となる伴走者(マラソン競技)やパイロット(自転車競技)など、あらゆる形で選手達をサポートした方々の存在があり、個人競技でもチームワークは光っていました。
こんなシーンもありました。
陸上走り幅跳びで山本篤選手が、メダルの色が既に確定している中で迎えた、金メダリストのハインリッヒ・ポポフ選手(ドイツ)の跳躍の前に会場を拍手で盛り上げたんです。
また、その逆もしかりで、国籍を超え、認め合ったトッププレイヤー同士の友情。
感動しました。
南米初のパラリンピック開催で、ブラジルの人たちはどんな風に声援を送るんだろうな、という点も楽しみにしていたのですが、やはり陽気で明るい国民性は際立っていて、どの会場でもダンスや声援や拍手が絶えず、純粋にスポーツを観戦することが人々の喜びなんだと感じました。
ブラインドサッカーやゴールボールでは、「Silencio,p orfavor(お静かに)」のプレートが掲げられ、お互いに騒いでいる人に注意を喚起し合いながら、息を飲んで見つめる姿も印象的でしたね![]()

だってブラジルの人たちが静かにサッカーを観ているのは不思議な感じもしましたが、その分、プレーが切れた瞬間の熱狂は凄まじかったです!![]()

2020年は、あっという間に来そうですね。
それまでに、開催国としてしなければいけないことは、今大会を取材して見えた気もしています。
それについては今後も引き続き考えながら、可能な限り発信していけたらと思います![]()






今大会では、大会の公式のピンや、様々な国のピンが大人気でした![]()

閉会式も、開会式とは違った様々な趣向が凝らされたパフォーマンスの数々で見応えがありましたね。
伝統音楽に始まり、レゲエとヘビメタの人気歌手のコラボレーションや情熱のダンス!
大会を彩った選手達の、競技中とは違った表情も良かったです![]()

そして、2020年へとバトンタッチされた日本のパフォーマンス![]()

椎名林檎さんの編曲したテクノ調の「東京は夜の七時〜リオは朝の七時」に合わせて、檜山晃さんや義足モデルのGIMICOさんのパフォーマンスは、スタイリッシュで近未来的なイメージで、リオのイメージとはまったく違う趣で東京をアピールしていましたね![]()






今日の夜の便で帰国です![DASH!]()
![DASH!]()


日本だ〜![笑い泣き]()
![笑い泣き]()
![笑い泣き]()
![ドキドキ]()



